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小さな天使たちとのスローな生活です。
グラン・トリノ
2009-04-30 Thu 22:00
『グラン・トリノ』 ストーリー

妻に先立たれ、一人暮らしの頑固で偏狭な老人ウォルトは、退屈で孤独な、ただただ人生の終わりを待っているかのような毎日を過ごしていた。ある晩、何者かが自慢のヴィンテージ・カー『グラン・トリノ』を盗みに入るまでは――。

その事件をきっかけに、隣に住むモン族の少年タオとの不思議な交流が始まる。一人の少年との出会いは彼の人生を大きく変え、生きる意味を与える。一方、気が弱く生きる意味を見つけられずにいた少年もまた、ウォルトに父の面影を見い出し、心を通わせていく。しかし、そんな二人の友情は、やがて予想もしない結末を招くことになる……。




グラン・トリノ

≪感想★★★★≫

映画館でクリント・イーストウッドの作品を観るのは「ミリオンダラー・ベイビー」以来2作目です。。小さい頃は金曜ロードショーとかウエスタンものが大好きな父親と一緒に、夕陽のガンマンや西部劇風のたしかあれは荒野の用心棒だったと思うのですが・・・TVで観てました。そんな洋画を観る日は9時に寝なくてもいい特別な日だったのです。。。その後ダーティーハリーもTVで観た記憶が。。。昔の彼は汚さの中にも香る男性の色気や哀愁を感じていたものです。。最近の作品では、初老の域に達した彼に沿う年齢の役どころで今までのクールな印象から一転して、温かい人間味あふれる作品になってきたような気がします。。実際彼の歳は78歳というから驚いた。78とは思えないほど機敏な動作のシーンもあったし、力強かった。。重ねてきた年齢からおのずと漂う雰囲気や表情は、作品の主人公と身の丈があっていてとても良かったです。
感動的なラストですが、あの決着の見事さと社会的正義感は、話としてはとても悲劇なんだけれども、それによって人生の締めくくりに迷っていた彼にとって一番納得出来る決着だったんだな・・・って思われるのです。。。エンドロールが流れる間そのことを考えさせられ、終わってからもなお涙があふれ出るといった、私の中では、近年にない感動作でした。この映画は少年と老人の歳の差を超えた友情と心の交流に注目です!

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監督・製作:クリント・イーストウッド

脚本・原案:ニック・シェンク

製作総指揮: ジェネット・カーン、アダム・リッチマン、
ティム・ムーア、ブルース・バーマン
出演: クリント・イーストウッド、ビー・バン、アニー・ハー、
クリストファー・カーリー、ジョン・キャロル・リンチ、
ブライアン・ヘイリー、ジェラルディン・ヒューズ、
ブライアン・ホウ、ウィリアム・ヒル
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2009-05-02 Sat 02:03 マスターの独り言
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